ヤマセミに起きた悲しい出来事
ヤマセミに起きた悲しい出来事
抱卵が始まった日から数えて、先月の27日頃が巣立ちの予定でした。残念ながら、予定日前後に現地に行くことが出来ず、巣立ちのシーンは確認できませんでした。2日ほど遅れて現地に行ってみると、それまでせっせと餌を運んでいた親達がいなくなり、幼鳥の姿も付近にいなかったので、無事に巣立ったものと思い安心していました。ところが、周辺をいくら探しても親子の姿は見つかりません。何回か足を運んでくまなく探しましたが、何処にもいません。変だな~と思い、もしかしてと巣穴を見に行ったら、なんと親鳥が巣穴をじっと見つめて止まっているではありませんか・・・。オスです。メスも時々やってきます。オス親は全く動こうとせずじっと巣穴を見つめたままです。30分過ぎ・・・、1時間過ぎ・・・、炎天下にも拘わらず全く動こうとしません。その後さすがに暑さが堪えたのか飛び出しましたが、10分もたたないうちにまた戻ってきます。メス親は時々餌(魚)を銜えてやってきますが、残念ながらそれをやる相手がいないので、それをくわえたままただ茫然としています。そんなこんなの状況がもう2週間も経過しました。今でもその様子はほとんど変わりなく、親たちが巣穴の前で待っています。
政治家達がよく使う自分たちに都合が悪い部分を黒塗りする常套手段ではありません。ヤマセミの為に、営巣場所が特定されないないよう、周辺部分を黒塗りにしています。
どうも、想像したくない状況が起こってしまったようです。巣立ち直前に何らかのアクシデントが発生し、突然雛たちがいなくなってしまった可能性が高いようです。親鳥たちにはそれが理解できず、今でもずっと巣穴の前で雛が現れるのを待っているのかもしれません。野鳥の記憶力は数分とか数時間とか何の根拠もない噂話が真実であるかのように伝わっていますが、ことヤマセミに関しては違います。
悲しいことですが、親鳥たちが諦めてここを立ち去るにはもう少し時間が必要かもしれません。


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